実家をぶっ潰す

お世話になっております、くさかべです。

 

 

 

 

ガガガガガ、ヴイーン ヴイーン ヴイーン ヴイーン、ガガガガガ

 

 

 

 

 

今のはスーパーマリオRPGに出てくるコロナという魔法のモノマネです。(時事的激ウマギャグ)
 

 



皆さんいかがお過ごしですか?

私はお盆前に直しの原稿が戻ってくるかなと思ったら全然そんなことはなかったので、夏休み明けに原稿と仕事のダブルパンチが来るんだなあ、と思いながら切腹の準備をしています。(早逝宣言)

 

 

突然ですが、私の実家は北海道の稚内という、桃鉄でいうところの赤マスで囲まれた土地にあります。

もう少し具体的に言うと、十年くらい前まで放送網からハブられていて、『遊戯王』とか『ポケモン』が視聴不可だった地域です。

 

そういう赤字決算と進化キャンセルの権化みたいなところに住んでいる両親が、札幌に引っ越すらしいです。

なるほど稚内だと病院の医師が足りておらず、診療科も少ない。何かあった時にどうにもなりませんので、妥当な決断かなと思います。

 

加えて言えば、もともと私の実家は欠陥住宅であり、年々家が傾き、まともにドアが閉まらなくなったり、なんかよく分からん結露で床が腐ったりするしで、やはり引っ越すのは良い判断です。

そもそも家を建てた時、親戚が設計に口を出したらしく、アホのような素人意見が取り入れられたアホ物件です。

住んだ後の手入れのことが何も考えられていない家なのに、よく三十年持っているよな、と感心します。(途中で若干リフォームしたので正確に言えば三十年持っていませんが)

 

隠し宝箱でもあるのか?.JPG
30年間1度も閉められることのなかったカーテン。(物理的に無理)

 

やっぱり餅は餅屋。

家と病気のことは、素人の意見を取り入れるとろくな目にあいません。

専門家の話をききましょう。

専門家 is 神。

専門家の話を聞いて失敗するとすれば、マナー講座くらいではないでしょうか。

上司と殴り合いになった時は、上から下へ拳を打ち下ろしてしまうと、自分の拳よりも上司の頭が下になってしまい失礼にあたるので、顎めがけて下から上へアッパー気味に突き上げることで、上司への敬意を保つことができます。(博識)

 

 

さて、母の話によれば先日すでに札幌のアパートを見て、十月には引っ越すとのこと。

空いた実家はどうするのかと言えば、あとは私に任せる、だそうです。



持ち家が増えるよ! やったね かっちゃん!(不良債権)

 

とはいうものの、私は今、釧路管内に住んでいるので、稚内なんてそうそう行けません。

とりあえず、家から人がいなくなるなら、自分のものだけでも整理しておかなくては。

 

ということで、遠路はるばる稚内へ――というのが今年の盆のできごとです。

 

ちなみにコロナが怖いので、公共交通機関は使わず、マイカーを使います。
 


450km.png
 


google先生は賢いなあ。(動悸)

 

ちなみにこの距離は東京~京都間くらいでした。


450km2.png


 

 

 

 

準備ができたら出発進行。

出立は朝9時にしました。

 

何時間か走っていると、途中で周囲の車のナンバーが「釧路」から「北見」へと変わっていきます。

つまり、釧路ナンバーの自分の車が、どんどんアウェイになっているということです。

言い換えれば、よそ者。

 

 

不用意に停車すると、コロナ狩りされるのでは……?

 

 

そう思った矢先、前には習志野ナンバーの車が見えました。

助かった。 こいつがいる限り、私は標的になりません。

 

北見市民における感染疑惑指数で言えば、

釧路 <<<<<<<<<<<< 習志野

であることは明らか。

 

そもそも私も北見市民も習志野が実際にどこにあるかも知りません。

北海道民の日本地図は、

①北海道(ゴールデンカムイ)
②青森県(函館の属国)
③関東県(ディズニーランド)
④関西府(スラム)

の1道2県1府で完結しています。(偏向教育)

 

ゆえに、習志野は異国。

狙われるとすれば、習志野。

もはやこれまで、習志野。

習志野、お前は狩る側か? それとも、狩られる側か?(幼少期の生活苦から弱肉強食思想に傾倒するラスボス)

 

その中で、一つ不安要素があるとすれば、この五分前後で私のお腹が少し痛くなっていたことです。

炊飯ジャーに一日放っておいたご飯を、朝食に頂いたことが原因かと思われます。

家を空けるので、食料を残しておいてはいけないと思ってしまったんですね。

そんなもったいない精神が招いた後悔。

症状で言えば腹痛。

成果物で言えば下痢。(具体論主義)

 

 

すぐにトイレに行きたい。

しかしコンビニも道の駅も、さっき通り過ぎたばかり。

周囲には原野。

習志野ナンバーは観光客特有の、のんびり運転。

対向車線には途切れない車。

追い越しもできないまま、私は腹痛と戦います。

 

 

習志野め……。

こっちがどんな状態かも知らないで……。

このままだと、座席が下痢まみれなのに……。

コロナどころじゃねえよ……。

コロナ狩りの人だってドン引きだよ……。

「おいお前どっから来――うわくっさ!」ってなる……。

コロナ狩りならぬコロナ下痢だよ……。(下痢ウマギャグ)

 

 

 

習志野さん。

かもしれない運転をしなさい。

後ろの車の人がうんこしたいかもしれない運転をしなさい。

後ろの釧路ナンバーの人が下痢我慢してるかもしれない運転をしなさい。

つまり速度を上げろ。(要約うま子)

 

 

結局私は、20分ほど習志野さん(←クソ野郎)のドライブに付き合い、途中で立ち寄ったセブンイレブンで事なきを得ました。

 

っていうかもう実家の話関係ないじゃん。

うんこで笑いを取ろうとするなんて、小説家としてあるまじき行為です。

恥を知れ、恥を。(みんなで広げよう恥辱の輪)

 

 

結局、実家に着いたのは午後5時でした。

休憩込みで8時間のドライブということですね。

あまりに寂しいので、釘宮理恵とかが喋ってくれるカーナビが欲しくなりました。

 

 

そして、ここ何日か、実家の私物の整理をし、昨日やっとひと段落ついたところです。

そういえば本を整理している途中、昔の『電撃文庫MAGAZINE』を見つけて、残すか残さないか迷ったんですよね。

書いたのは掌編とかエッセイなので、ポートフォリオになるのか……? と思いつつ。

 

何より、電マガは全ページ紙質がテカテカしていて重い。

昔、冊を足の小指に落としただけで、デシリットル失禁しましたからね。

(※)ミリリットル失禁 < デシリットル失禁 < リットル失禁 < SEKAI NO OWARI

 

 

結局、仕事の思い出補正みたいなものもあるので、さすがに電マガは残しました。

デビュー作の頃は締め切りがギリギリのことが多く、どうやって夜の眠気と戦うかを試行錯誤していたことを思い出します。

おススメは布団に入らないで床で寝ることです。

寝心地が悪くて途中で絶対に起きるので。(今も稀によくやる)

 

 

本の他には、学生時代の恋人の誕生日の日付が入ったぬいぐるみを見つけて心底気持ち悪りいなと思ったり、母がきちんと取っておいてくれた小学校の頃の通知票を見返したりしました。(拷問)
 


よくよく考えれば、誰かが住んでいる状態の実家に帰るのも、今回で最後だったのか。

ということに、この記事を書いている今気づきました。

30余年、お疲れさまでした。

 

 

そういえば、私物整理の途中で、電撃大賞とガガガ大賞の評価シートが見つかりました。

 

評価シート.JPG

 

軒並みキャラ造形だけは評価されている感じでした。懐かしい。(もう7年前なのか……)

あと、第20回の電撃大賞のシートには「昨年の応募作もそうだったが、エロシーンの描写がいき過ぎている」みたいな苦言が呈されていました。

当時ですら「今さらKADOKAWAが何を言っているんだ…?」という気が若干しなかった訳ではないですが、いき過ぎるエロ描写は控えましょう。

今後の投稿者の皆様は、『パラレルパラダイス』という大変ためになる先行作品があるので、ぜひ参考にしてみてください。

 


今年はコロナなのでしょうがないですが、来年は、また旭さんや仁科さんと遊びたいなあ。

 

 

では、明日また車で帰ります。(8時間)

皆さんも良い週末を。

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