お世話になっております、くさかべです。
この度、私自身の広報活動の一環として、また、北海道の子供の読書活動推進の一助として、自著『愛情融資店まごころ』の1巻を北海道の小学校等に寄贈させて頂く運びとなりました。
寄贈先は、北海道内の人口1万人未満の自治体のうち、行政区域内に書店がない(または少ない)自治体の、小学校(一部中学校を含む)と図書館(公民館図書室等を含む)です。
今年3月に各自治体様にお話をご提案させて頂きまして、寄贈をご希望下さいました122件(44町村:80校+42館=122件)の施設に送付予定です(5月中~6月中を予定しています)。
背景としては、ブックシェアリングさんが説明なさっているように、北海道の読書環境の地域格差がございまして、今回の活動は、その解消のための微力ながらの応援といった意味合いです。
と同時に、最初にも述べましたとおり、私自身の広報活動の意味合いもあります。
そもそも、公共図書館や学校図書館等が読書環境を充実させるために最も必要なものは、使途自由な予算なのかなと思います。
常に変化していく利用者の需要に対応するにあたっては、本現物の寄贈よりも、金銭の寄付の方がよほど勝手が良いものでしょう。
また、本があっても肝心の置ける棚(場所)が無いというような状況もあるでしょうし、さらに根本的な問題として、図書そのものよりも、図書が効果的に活用されるための司書あるいは学校司書配置のための予算措置が急務であるとの見方もあります。
そのような中で、自著の寄贈に果たしてどれだけの意味があるのか、という問題は常につきまといます。
本当に効果を願うのであれば、本の寄贈よりも、まとまった額のお金を寄付する方が高い効果を出せるのかもしれません。
ですが今回は、『愛情融資店まごころ』という本がありますよ、『くさかべかつ美』という北海道出身の小説を書く人間がいますよ、ということを知って頂く広報の意味合いも大事にしたいと考え、寄贈という形を取りました。
経緯としては、このような流れです。
詳細は今後、実際に図書の送付を終えた後にご報告として、このサイト内でご説明いたします。
何卒よろしくお願いいたします。
今回の寄贈において、図書の調達については出版社からの著者購入(割引制度有)という形になります。
活動についてお話させて頂いた際に、もろもろご快諾下さいました小学館ジュニア文庫編集部様に感謝申し上げます。
お話を聞いて下さるだけでなく、発送等について色々とご協力のご提案を頂いたことについても、大変ありがとうございました。
寄贈に際しては、棚POPにもなるメッセージカードを封入予定です。
カードイラストについては、『まごころ』のイラストを担当して頂いております新堂みやびさんにお願い致しました。
こちらも、もろもろご快諾を頂き、感謝申し上げます。本当にありがとうございました。
表面に『まごころ』イラスト、裏面にオリジナルイラストを頂戴しました。
新堂さんらしい、優しく朗らかで温もりあふれたイラストは、Web上でもお楽しみいただけます。ぜひご覧ください。
また、『まごころ』イラスト使用についてもご快諾頂きました小学館ジュニア文庫編集部様に、こちらも改めて感謝申し上げます。
今後、実際に図書の送付が終わってから、ご報告の意味で改めてこのサイトでお知らせいたします。
何卒よろしくお願いします。
『まごころ』は、皆様のおかげで2巻の発売が決定しておりまして、入稿も済みました。
近いうちに著者校に入るのではないかなという感じで進んでいます。
1巻の時とは別の校正さんですが、2巻でもありがたいご感想を頂くことができて安堵しております。
書店の棚に並ぶのをお待ちください。